過去記事で札幌の中島公園にホテルJALシティが開業する話題を取り上げました。
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そのホテルJALシティですが富山駅前にも開業するようです。www.nikkei.com
富山駅前にホテルの進出が相次いでいる。西松建設は11日、駅南側で2022年の開業を目指してホテルを建設すると発表した。「ホテルJALシティ富山」の名称で運営はホテルオークラ系に委託する。周辺では大和ハウス工業が4月にホテルを設け、JR西日本も22年春開業へ向け準備中だ。宿泊客が堅調に増えるとみたホテル事業者の投資が集まっている。
この日経の記事で気になったのはこの部分
ただ、相次ぐホテルの建設計画には富山市内のホテル事業者から懸念の声も出る。「金沢市内でホテル稼働率が落ちて価格競争になれば、富山市内はもう一段料金を下げざるを得ない」。宿泊客を呼び込むには、各ホテルが施設や接遇の水準を上げるだけでなく、富山の観光資源や周遊ルートの開発といった地域の努力も必要になりそうだ。
北陸新幹線が開業しても金沢が独り勝ち。宿泊も金沢に集中するので富山への旅行客誘致も課題ですね。
一方金沢は外資系も含めドンドンホテルが開業します。
2020年中に「ハイアット セントリック 金沢」(約250室)、「ハイアット ハウス 金沢」(約90室)が開業
【経済インサイド】地域文化の発信へ こだわりホテルの開業相次ぐ (1/3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト
アパグループ 金沢片町エリアにホテル用地取得|アパホテルズ&リゾーツのプレスリリース
富山の実状は奈良とも類似点があるかな。
関西では旅行客は京都、大阪で滞在。奈良はついでっていうケースが多いです。そもそもホテル少ないから奈良滞在が少ないのか魅力がないから奈良滞在が少ないのか。私個人としては両方だと思いますw
前者は私の主観と言うより事実なんですけどね。
富山も金沢に宿泊を取られ金沢がホテルの値段を下げたら富山も更に下がる。自治体やホテル事業者としては辛いと思いますが利用者には嬉しいはず。
奈良もドンドンホテル立てて、大阪・京都が下がれば奈良も更に下げるという構図にして欲しいのですがそうはいかないでしょうね。
金沢-富山間は約60キロで60分前後。新幹線だと20分前後で移動可能です。
奈良-京都間はJR・近鉄どちらを利用しても40kmで60分前後。奈良-大阪間は経路にもよりますが35~40kmでやっぱり60分前後。
この距離感も富山と奈良の類似点かなと思ったり。
地方のホテル事情はなかなか複雑ですね。
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