鹿チャンネル

旅行好き食いしん坊の鹿と申します。

脂は太る、という誤解について

こんにちは 鹿@shikachannel_jpです。

歳と共に代謝も悪くなり痩せにくくなっているワタクシ…
自分の備忘録の為につらつらと。


脂質は悪者じゃなかった!最新研究で見えてきた脂肪の真実

これまで「脂質は太る原因」「動脈硬化や生活習慣病のもと」と教えられてきた人は多いと思います。
実際にスーパーでは「脂質ゼロ」「ノンオイル」をうたう商品がずらりと並び、脂を控えるのがオシャレで意識高めでイケてるというイメージが根強くあります。
でもね、そのイメージって正しいの?
最近の研究ではこうした常識が次々と覆されてて、特に注目を集めたのが2024年にイギリスのタイム誌(The Times)で紹介された最新の調査結果です。
今回は脂質、とくに飽和脂肪酸の真実と、私たちが長年信じてきた誤解について書いてみようかと。

タイム誌が紹介した衝撃の研究結果

2024年、イギリスのタイム誌が報じた内容は、脂質に関する常識を大きく揺るがすものでした。その内容をざっくりまとめると——

「飽和脂肪酸は、思っていたほど動脈硬化や肥満、生活習慣病の原因ではない」
らしいです。

これまでの常識では、脂質とくに飽和脂肪酸(バターや肉の脂など)は悪者扱いされてきた。でも、最近の複数の長期的な観察研究によると、飽和脂肪酸と心疾患との明確な因果関係は見つかっていないという結果が出てる。

「脂質=悪」ではなく、「脂質の種類」と「摂り方」が大事という方向に、研究の焦点が移ってきているんだって。

June 23rd, 2014 | Vol. 183, No. 24 | U.S. | TIME


最近流行のダイエット系YouTuberの中で流行している「鶏むね肉ダイエット」とか、脂質を極端に避けて、脂肪の少ないタンパク質(鶏むね肉)ばかり食べる食事法ですが、これはタイム誌で紹介された知見とは真逆のアプローチ。
脂質、とくに飽和脂肪酸をしっかり摂ることの重要性が再評価されている今、鶏むね肉一辺倒の食生活には再考の余地があるかも…

太る原因は脂質じゃなかった? 長年の誤解とは

なぜ脂質が悪者にされてきたのか。その歴史は意外と古く、1970年代のアメリカにまでさかのぼるとか。
当時、心臓病の増加が社会問題となり、「脂質の摂りすぎが原因ではないか」という仮説のもと、脂質を控える食事が推奨されるようになる。

ところが——

  • その代わりに糖質や精製された炭水化物(白パン・お菓子・甘い飲み物など)の摂取が増えた
  • 低脂肪=高糖質の商品が市場を席巻した

その結果、肥満率と糖尿病の患者数は逆に増加。
脂質を減らしたのに健康被害が悪化したのです。つまり、「脂質が太る」という説は、後から検証したら間違っていたということらしい。

近年の研究では、「脂質の摂取よりも、精製糖質や加工食品のほうが問題」ということが次第に明らかになりつつある。
確かに農耕が始まる以前はパンとか麺類とかなかったもんね。
それこそ狩猟で肉や魚を主に食べていたんだからね。
あ、あとはナッツ類とかかな。

飽和脂肪酸はむしろ重要な栄養素?

飽和脂肪酸と聞くと、バター、ラード、牛脂などを思い浮かべる人が多いでしょう。これらは長らく悪者扱いされてきましたが、実は体にとって大切な役割を果たしているらしい。

飽和脂肪酸のメリット
エネルギー源として安定して使える(とくに糖質制限中)
細胞膜の構成成分となる(脳や神経の健康にも関与)
ホルモンの材料にもなる

さらに、ケトジェニックダイエット(糖質を極端に減らし、脂質をエネルギー源とする食事)では、飽和脂肪酸が大きな役割を果たします。この食事法では、脂質をうまく使って体脂肪を減らし、筋肉を維持することができるのです。

本当に危険なのは「トランス脂肪酸」だった

脂質の中で、唯一明確に健康被害が証明されているのが「トランス脂肪酸」です。
これは、マーガリン、ショートニング、揚げ物、スナック菓子などに多く含まれており、加工過程で人工的に作られた脂肪です。

◇ トランス脂肪酸のリスク
心疾患のリスクを高める
悪玉コレステロール(LDL)を増やす
善玉コレステロール(HDL)を減らす
炎症を引き起こしやすくする。

トランス脂肪酸はもともと自然界に存在しない油だからコレを工業製品と呼ぶ人もいるとか。
から揚げは美味しいけどトランス脂肪酸が含まれている揚げ物用の油を使うなら豚脂のラードとかだったら大丈夫かな。
片栗粉(糖質)に包まれてるけどそこは許容範囲という事で…

トランス脂肪酸については世界保健機関(WHO)も「1日の摂取量をゼロに近づけるべき」と勧告しています。
つまり、すべての脂質が危険なわけではなく、「どんな脂質か?」が重要なのだとか。

まとめ:脂質は敵ではなく、選び方が大事!

ここまでの内容をまとめると——

✅ 脂質=太る、病気になるというのは、時代遅れの常識

✅ 飽和脂肪酸は適量なら健康に不可欠。特にケト中は重要なエネルギー源

✅ トランス脂肪酸こそが本当に避けるべき脂質

✅ 脂質を代謝するためにはビタミンB群(特にB2)の補給も忘れずに!

最新の栄養学では、「脂質を減らす」ではなく、「質のよい脂質を選んでしっかり摂る」ことが大切だとされています。
高脂質ダイエットすると関節とかに痒みが出たんだけど私の場合はビタミンB2のサプリを飲むと治まった。
恐らく脂質摂取が増えて大量にB2を消費してたからB2不足だったんだと思う。

脂質の選び方を変えるだけで体調やダイエット成果がぐっと変わるかもしれない。
脂ギッシュな私もこれからは脂質と仲良く上手につきあって更に脂ギッシュで健康的な食生活を送ろうかな、と。
しらんけど。


この動画では、食事における脂質の重要性について解説しています。従来の栄養学では脂質を控えることが推奨されていましたが、近年の研究により、糖質の制限と同時に良質な脂質やタンパク質を積極的に摂取することが、肥満の解消や健康維持に効果的であると示されています。特に、飽和脂肪酸を含む動物性脂質も脳卒中のリスク低減に繋がることや、すべての種類の油が体にとって有益であるという最新の知見が紹介されており、脂質摂取に対する誤解を解き放つ内容となっています。また、MCTオイルの特性や、運動時のエネルギー源としての活用についても触れられています。