鹿チャンネル

旅行好き食いしん坊の鹿と申します。

日本での外資系ホテル建設(開業)ラッシュを特集した文春オンライの記事が面白かった!

文春オンラインで面白い記事を発見しました。

ハレクラニやブルガリも 日本で続々開業するホテルを一覧にしたらすごかった
これだけ増えても、外資系ホテル会社がリスクを負わない理由

bunshun.jp

これ↓は私も同感です。ここからこの記事はどう切り込んで展開していくのでしょう。

新規開業ホテルの増加は、年間3000万人を超えるようになった訪日外国人客の増加が背景にあることはよく知られている。これまでホテルを扱わなかった不動産会社や異業種からの参入も増え、ホテル業界は活況を迎えている。いっぽうでホテルは作りすぎなのではないか、五輪が終われば外国人はやってこなくなり、ホテルは閑古鳥が鳴くようになるのではとの憶測も飛び交う。

ホテルの経営、運営について私が個人的に気になっていたことも紹介されていてまさに目から鱗でした。私の疑問を完璧に纏めてくれていますので少し長いですが私の関心部分だけ引用しておきます。

外資系ホテルがリスクを負わない理由
作りすぎとも言われる国内の声をまるで無視するかのように外資系高級ホテルが陸続する日本だが、大丈夫なのだろうか。実は日本にやってくる外資系ホテルは、多くの場合、事業に対するリスクをほとんど負ってはいない。

 外資系ホテルが日本に進出する場合には、「賃貸」、「MC(マネジメントコントラクト)」、「FC(フランチャイズ)」の3つの契約形態がある。賃貸は建物オーナーがホテル会社に直接賃貸する形式のものだ。実はこの形態のホテルはホテル会社側が運営リスクを直接負ってしまうためあまり行われてはいない。東京日本橋のマンダリンオリエンタルホテルや日比谷のペニンシュラホテルなど東京の一等地では実例があるが、外資系ホテルブランドはこの契約形態を基本的には好まない。

リスクは運営している日本企業に
 高級ブランドで多く締結されるのがMC契約だ。この契約では、建物所有者が自社やその子会社としてホテル経営会社を設立させ、その会社で従業員を雇用させ、経営責任を負わせるものだ。ホテルブランド会社からは総支配人や一部経理総務スタッフなどが派遣されるが、経営責任を負うことはない。東京ディズニーランドが実際はオリエンタルランドという日本の会社で経営されているのと同様である。ホテルブランド会社は総支配人などの人件費を負担させ、さらに多額のブランド料を徴収する仕組みになっている。虎ノ門のホテルアンダーズはハイアットグループのブランドだが、実際に経営するのは森ビルの子会社が行っている。

 MC契約の利点は、ホテルブランドに属することで総支配人などの派遣、ブランドの運営ノウハウの享受、そしてブランドの持つ世界中のVIP客を招くことができる予約システムの利用などが可能となることだ。

ホントによくできたシステムですね。看板(ブランド)だけ貸して不動産にも雇用にもリスクを負わずブランドの使用を認めるだけでどんどんお金が入って来て左団扇だなぁって思っていたのですが特に高級と言われる有名ホテルチェーンってそのブランドを育て世界のVIPから愛され信頼されるまでに長い歳月をかけ、莫大な投資を繰り返し現在の地位を確立した訳ですね。その歳月や投資を回収するには今更リスクを負うことはないのかと同感。
ブランドって一朝一夕に出来上がるものではないですもんね。

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https://www.ritz-carlton.co.jpから画像拝借
以前、仕事の関係で元リッツカールトン大阪の中の人と懇意にさせて貰ってました。
その方はリッツプロパーの方ではなくリッツの経営会社側の社員としてホテルに勤めていたとの経歴を知り私がホテル好きをカミングアウトした事から話しが盛り上がりました。
基本、リッツ大阪のスタッフは経営会社側で雇用して給料を支払うと。そしてリッツカールトンのブランド使用料をリッツに支払う。
定期的にリッツ本社(と表現されてました)から従業員の質やサービスの質に対する査察があったり必要に応じてトレーニングも行われていたとか。
ホテルの幹部スタッフが使用するホスピタリティ指導用のマニュアルは存在するのですがマニュアルのマニュアルというかリッツとしてのホスピタリティの源泉というか基礎、土台となるバイブルはリッツ側の知的財産として経営会社側のホテルスタッフには明かされないという話しも聞きました。まぁ有名飲食店の秘伝レシピ、隠し味ってところでしょうかね。

そんなこんなでホテル建設ラッシュの心配もなさそう。
もし仮にオリンピックが終わってホテルが余っても外資系の有名ホテルはホテルの建物(不動産)とスタッフ(経営会社が雇用する社員)は現地(日本)に残して看板(ブランド)だけ持って本国に撤収すればダメージないですもんね。
で新たに看板を使ってくれるホテルを探す。と、こんな感じですね。
勉強になりました。


以下の今後開業予定のホテルリストは分かりやすく纏められています。
キャプチャは少し小さいので気になる方は画像下のURLからオリジナルをご覧になって下さい。

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https://bunshun.jp/articles/-/11619?page=5


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