こんにちは 鹿@shikachannel_jpです。
最近読み終えた本の話題です。
バレエ団でおこった殺人事件の犯人を追うストーリーです。
アタックナンバーワンのバレーじゃなくて白鳥の湖の方、バレエ(仏: ballet)のダンサーが事件に巻き込まれる推理小説&時々ラブロマンスっぽい作品です。
タイトル | 眠りの森 |
書籍タイプ | 文庫 |
出版社 | 講談社文庫(1992/4/3) |
著者 | 東野 圭吾 |
とあるバレー団に所属のダンサーが夜中事務所に入って来た侵入者に襲われ咄嗟に手近にあった花瓶で応戦したところ死なせてしまったというところから物語がスタートします。
正当防衛ですぐに釈放されるという見通しだったのですが裏付け捜査に時間がかかり第二の殺人と殺人未遂事件が勃発して操作は難航します。
流石推理小説というべきなのか、読んでる最中は全く誰が犯人なのか見当もつきません。まぁ当然ですけどねw
バレエ界という独特の閉鎖的な世界とダンサー間の妙な結束力が事件の背景と密接に絡んでいて自分に縁のない世界でありながら、警察に協力したくない気持ちは少しわかる気がします。
だって最近駐禁喰らって罰金取られて散々です。
警察なんて大嫌い。(←私が悪いし小説とは関係ないのですがw)
でね、話し戻しますけど推理小説&時々ラブロマンスっぽいと感じたのは殺人事件の動機に繋がるのが「恋」なんですよね。
でその「恋」を取り巻く環境が次の事件につながっていく。
そして結末も「恋」で締めくくられる。
「恋」が人を動かすエネルギーって凄いですよね。
時には一線を越える事もいとわないようなエネルギーを生むんですからね。
あっ、「一線を越える事もいとわないようなエネルギー」は「恋」だけではなく「恨み」からも生じます。
結末はちょっと残酷というか悲劇というか、私はそんな感想を抱きました。
これ以上はタバレに繋がるのでこの辺で。
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