先日近畿日本鉄道(以下「近鉄」)の観光特急、青の交響曲(シンフォニー)に乗車してきました。
この列車は近鉄の南大阪線、吉野線で運転されています。大阪阿部野橋駅と吉野駅を80分足らずで走行します。せっかくなら最長区間で乗車したいと思い吉野まで出かけて同駅発→大阪阿部野橋行の座席指定をとりました。
料金は乗車運賃970円+特急料金720円で計1,690円
実はこの列車、一度乗車を試みて特急券まで購入済みだったのに予定変更を強いられ結局乗車できませんでした。ですので再チャレンジでやっと念願が叶ったという事になります。
当日は曇り空で少し残念な天候のなか、近鉄橿原線を南下し橿原神宮前駅で乗り換え、吉野行の特急に乗車しました。橿原神宮前-吉野間は距離にして25キロ程度なのに急行だと1時間近くかかります。吉野線は一部単線区間もあるので列車の行き違い等で停車時間が長い、よって所要時間も長くなります。そんな事から特急を選択。近鉄の特急は全席座席指定で特急運賃も発生します。
特急だと40分で吉野に到着するのですがいざ着いてみても駅周辺は閑散。吉野山に登るロープウェイも運休。食べログで調べた昼食場所もお休み。どうなってんだ吉野?
結局山登りだけして吉野駅に戻ってきました。吉野は約20年ぶりだったのですが、まさかここまで寂れてしまっているとは。
吉野観光には見切りをつけてお目当ての観光特急に気持ちを切り替えます。列車はもう入線しているものの乗車は出発の10分前からとの事だったので少し早めに駅に入って写真撮影。この特急はまだデビューして1年しか経っておらず車両はどこもピカピカです。ただこの列車は新造された訳ではなく、もともとは近鉄の6000系車両として使用されていた列車をリニューアルしたものです。
このヘッドライトの辺りは6000系車両そのものですね。
以下は画像でご紹介します。
乗車開始後は一番乗りで車内へ。ラウンジカーです。
さていよいよ出発です。
出発後はラウンジで吉野名物柿の葉寿司と麦ジュース。思いのほか揺れましたが完食。
ラウンジ内での飲食代やお土産の購入は現金のみです。揺れる車内で小銭を探るのはちょっと面倒。せめて交通系のICカード支払いくらいには対応して欲しいですね。
約1時間少々の列車の旅でしたが快適で満足のいく内容でした。吉野がもう少し栄えてくれたらまた再訪したいです。