地元の方からすれば「ベタなチョイス」と思われるかも知れませんが新潟市内で人気の飲食店を検索すると、かなりの高頻度でこのお店がヒットしましたので弁慶さんに決めました。
本店は佐渡らしいのですが私はピア万代店を利用。時間が気になったのでタクシーを利用しましたが個人的には徒歩でも許容範囲の距離です。
タクシーで急行したのですが到着は既に20時前。かなりの待ち時間です。
まず店内で受付をします。私は515番。親指で隠しているバーコードを読み取ると待ち時間の確認やEメールでの呼び出しサービスに登録できます。
19:59の時点で
「515番、貴様は156分そこで待てぃ」
と無慈悲に告げられます。お店のラストオーダーは21時となっていますが、156分待ってても大丈夫かなと若干不安に。
ひゃ、156分。何回見ても軽くヒク。ディズニーランド以来です。
鹿の脳内では空腹安全保障会議が緊急招集されます。
待つ?
156分だよ?
他の店に行く?
ここ以外にリサーチしてない。
いや、舌と胃袋が既に寿司モードで「ウェウカム、ウェルカム」と沸き立っている!
ホテルにも寿司屋あったよ。
あそこも並んでたよね。
議長、ご決裁を!
「待つ」
という事で待つことにしました。でも私はソロなので中途半端に空いたカウンター席に座らせてもらえるかな~、なんて期待しつつ結局は70分で済みました。156分の約半分ですが食事するのに1時間も待ったの何時以来だろう?と思いつつ、手始めは寿司盛り合わせから。
郷に入れば郷にという事で新潟の地酒を。最初はビールからという生ぬるい事はしません。無慈悲に端っから酒@真野鶴(※尾畑酒造)を冷やで。
新潟の寿司には新潟の米でできた聖水がよく合います。
盛り合わせで空腹を落ち着かせ、一旦肴系にシフトしてお酒@北雪(※北雪酒造)も追加。
烏賊の丸干しですが肝がネットリしていて歯ごたえといい苦味といいたまりません。
さて、握りを追加でいきます。盛り合わせにもあった鯵が美味しかったので一皿お願いします。ちゃんと包丁が入っていて仕事も丁寧。回転寿司でこのレベルなら大正解。
貝3種
生しらす
トロ鯖
最後はシンコで〆て終了。このおしんこもカリカリした食感と甘みがグー。手抜きなしですね。
えび汁に入っているのはナガモという海藻らしいです。
「アオサのようなものですか?」
と伺うと
「全く別物。この辺でとれる海藻」
とのことでした。確かにワカメに近いイメージのアオサよりこのナガモは独特の粘り、トロミがありエビの出汁が出たみそ汁によく合いました。
最近はレベルの高い回転寿司がテレビ等で取り上げられますが実体験すると回転寿司の概念が変わります。私の中でも回転寿司のイメージは上方修正です。
これだけ食べて飲んで代金は3,500円程度でした。計算間違いしてない?と心配になるくらいリーズナブルにして満足の内容。
お支払いして外へ出ると雨が降ってましたので傘を買って徒歩でホテルへ帰りました。